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人気のある医療系の資格「保育士」について

保育士

保育士の資格は、医療系の資格の中では安定して人気のある資格です。

 

保育士とは、児童福祉施設において児童の保育に従事する者で、保育士の資格は、厚生労働省管轄の福祉の国家資格の一つです。

 

 

子供が大好きで、子供と関わる仕事をしたい人には、以前から根強い人気があり、ご自分で子供を育てた経験がある女性には特に有利な仕事です。

 

保育園に入りたくても入れない待機児童の多さは社会問題化しており、これからの国の政策による保育施設の充実も予想され、また保育所に限らず、児童福祉施設・企業内保育施設・ベビーシッターなど、これから一層保育士としての活躍の場は広がると思います。

 

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保育士の主な職場

保育士の主な仕事には、下記のような事柄があります。

 

◆子供の保育
子どもの身の回りの世話をしながら、成長を支える
食べる事や眠る事など、基本的な生活習慣を身につけさせる
集団生活を通して、社会性を養わせる
遊びなどを通して、心や身体の成長を促す

 

※人格形成に一番大事だと言われている乳幼児期に時間を共にする保育士は、子供の成長に大きな影響を与えるため責任感を持って応対する必要が求められます。

 

◆保護者への支援
子供たちの健やかな成長を手助けするための、保護者との密な連携
子育てなどの不安についての相談を受けた場合の、適切なアドバイス

 

◆その他
地域の子供達や保護者との交流を深める
施設内の安全に気を配る
イベントや行事の企画立案や速やかな実行
地域社会における子育て支援

 

 

また、保育士の主な職場の一例としては、下記のような場所があります。

 

  • 保育所
  • 認可外保育施設
  • 企業内保育施設
  • 乳児院
  • 児童養護施設
  • 児童館
  • 児童福祉施設
  • 知的障害者施設

 

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保育士・検定試験概要

保育士の資格検定試験の概要は、下記の通りになります。

 

資格名 保育士試験
資格の概要 保育士とは、児童福祉施設において児童の保育に従事する者で、保育士の資格は、厚生労働省管轄の福祉の国家資格の一つです。

子供が大好きで、子供と関わる仕事をしたい人には、以前から根強い人気があり、ご自分で子供を育てた経験がある女性には特に有利な仕事です

資格の種類 国家資格
受験資格 ・大学に2年以上在学して62単位以上修得した方(習得の見込みも含む)

・短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程(学校教育法で認可されている、修業年限2年以上)の卒業者(卒業見込みも含む)
・規定の期日までの高校卒業者
・規定の期日までの高校保育科卒業者
・高校卒業後、児童福祉施設で2年以上の児童の保護に従事した方
・児童福祉施設で5年以上の児童の保護に従事した方

 

上記以外に細かい規定があるので、(社)全国保育士養成協議会 保育士試験事務センターのHPにてご確認を!

願書受付・方法等 【前期】

1月上旬〜1月下旬頃
【後期】
7月上旬〜7月中旬頃

受験区分等 保育士試験
試験期日 【前期】

◆筆記試験:4月中旬頃
◆実技試験:7月上旬頃
【後期】
◆筆記試験:10月下旬頃
◆実技試験:12月中旬頃

試験科目・

内容・方法等

◆筆記試験/9科目(2日に分けて実施)

1.保育の心理学:20問
・発達を捉える視点
・子どもの発達過程
・子どもの学びと保育
2.保育原理:20問
・保育の意義及び目的
・保育に関する法令及び制度
・保育所保育指針における保育の基本
・保育の思想と歴史的変遷
・保育の現状と課題
3.子ども家庭福祉:20問
・現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷
・子どもの人権擁護
・子ども家庭福祉の制度と実施体系
・子ども家庭福祉の現状と課題
・子ども家庭福祉の動向と展望
4.社会福祉:20問
・現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷
・社会福祉の制度と実施体系
・社会福祉における相談援助
・社会福祉における利用者の保護に関わる仕組み
・社会福祉の動向と課題
5.教育原理:10問
・教育の意義、目的及び子ども家庭福祉等との関連性
・教育の思想と歴史的変遷
・教育の制度
・教育の実践
・生涯学習社会における教育の現状と課題
6.社会的養護:10問
・現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷
・社会的養護の基本
・社会的養護の制度と実施体系
・社会的養護の対象・形態・専門職
・社会的養護の現状と課題
7.子どもの保健:20問
・子どもの心身の健康と保健の意義
・子どもの身体的発育・発達と保健
・子どもの心身の健康状態とその把握
・子どもの疾病の予防及び適切な対応
8.子どもの食と栄養:20問
・子どもの健康と食生活の意義
・栄養に関する基本的知識
・子どもの発育・発達と食生活
・食育の基本と内容
・家庭や児童福祉施設における食事と栄養
・特別な配慮を要する子どもの食と栄養
9.保育実習理論:20問
・保育実習理論
・保育実習実技

 

◆実技試験
1)音楽に関する技術:
幼児に歌って聞かせることを想定して、課題曲(2曲)を弾き歌いする。
2)造形に関する技術:
保育の一場面を絵画で表現する。
3)言語に関する技術:
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、指定された課題のなかから選んで素話を行う。

試験時間 ◆筆記試験

1.保育の心理学:1時間
2.保育原理:1時間
3.子ども家庭福祉:1時間
4.社会福祉:1時間
5.教育原理:30分
6.社会的養護:30分
7.子どもの保健:1時間
8.子どもの食と栄養:1時間
9.保育実習理論:1時間

 

◆実技試験
1)音楽に関する技術:-
2)造形に関する技術:45分
3)言語に関する技術:3分

合格基準・レベル等 ◆筆記試験

)1.保育の心理学:100点満点
2.保育原理:100点満点
3.子ども家庭福祉:100点満点
4.社会福祉:100点満点
5.教育原理:50点満点
6.社会的養護:50点満点
7.子どもの保健:100点満点
8.子どもの食と栄養:100点満点
9.保育実習理論:100点満点
※100点満点のうち60点(6割)以上得点すると合格
「教育原理および社会的養護」は各分野50点満点となり、それぞれ30点をとれば合格
また、一度合格した科目は3年間再受験が免除されます。
※筆記試験の科目にすべて合格すれば、二次試験の実技を受けることができます。

 

◆実技試験
1)音楽に関する技術:50点満点
2)造形に関する技術:50点満点
3)言語に関する技術:50点満点
※1分野につき50点満点中30点以上取得し、2分野で合計60点以上とれれば合格
※全科目合格者の合格率は20%前後

合格発表 【前期】

8月上旬〜中旬
【後期】
翌年1月中旬〜下旬
※下記の通知書をそれぞれの合格者に送付
保育士試験に合格した方…[保育士試験合格通知書]
筆記試験で1科目以上合格した方…[保育士試験一部科目合格通知書]
(筆記試験合格科目がない方への送付は無し)
※合格した筆記試験科目は、科目毎に合格した年を含めて[3年間有効]
※保育士試験合格通知書を受領したのち、保育士登録を行い保育士証の交付をもって保育士として就業が可能

受験料 ◆筆記試験・実技試験のいずれかに受験する科目(分野)がある方:

受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円=12,950円
◆幼稚園教諭免許状所有者などで筆記試験・実技試験がすべて免除の方:
受験手数料2,400円+受験申請の手引き郵送料250円=2,650円

試験場所 各都道府県指定の試験会場
実施団体等 (社)全国保育士養成協議会 保育士試験事務センター
管轄 厚生労働省

 

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保育士の合格率について

2000年以降の保育士の受験者数・合格者数・合格率は、下記の通りです。

 

年度 受験者数 合格者数 合格率
2000年 16,820人 5,324人 11.4%
2011年 49,307人 6,957人 14.1%
2012年 52,257人 9,726人 18.6%
2013年 51,055人 8,905人 17.4%
2014年 51,257人 9,894人 19.3%
2015年 46,487人 12,962人 22.6%
2016年 70,710人 18,229人 25.8%
2017年 62,555人 13,511人 21.6%
2018年 68,388人 13,500人 19.7%
2019年 77,076人 18,330人 23.7%
2020年 44,914人 10,890人 24.2%
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